最近、新しく取引先として、お付き合いが始まったリフォーム会社は
古民家を再生させることに力を入れているようです。
古民家と言っても30年50年では無く100年200年300年と言った旧家の再生です。
宮大工の手によって部材ごとに異なる曲がり具合や、時代を経て
変化した木の風合いを生かして磨き、自然素材(柿渋・えごま油等)を塗布し、
趣きのある家づくりを構想していきます。
私の会社もリフォーム事業部として、今まで数々のリフォームを行ってきましたが
旧家のリフォームは行ったことがありません。正直できません。
私の考えていたリフォームは、住む人が快適に過ごせる環境を提案することでした。
例えばキッチンはオール電化のシステムキッチン床は床暖房のフローリング
外部の工事では見た目がお洒落な新しい素材を使用し
弊社の提案力には自信を持っていました。
しかし、古民家のリフォームは全然違います。
古民家のリフォームは日本ならではの風土・気候条件を加味しながら、
地域に調和させなければなりません。
もちろん、耐震性にも充分配慮、
素材も新建材などより、どちらかと言うと本物の素材を使用することで
より風合いが出てきます。
今後は、リフォーム事業の取り組みとして
住む人が快適に過ごせる環境から暮らせる環境を目指します。