この自然界で発する光は、空に輝く月と星である
そして、動植物が発する光がある。
毎年五月頃から七月にかけて、南から北へ、平地から耕地へ
と浮遊する
私の記憶の中で、小学生の頃見た妖しげに点滅する蛍の光だ。
私の生まれ故郷でもある信州伊那の山深い田舎では
夜の闇と幻想的に舞う蛍の光に包まれることがある。
このような現象は、五感ではとらえられない自然界の気配が感じられる。
今日はそんな子供頃に覚えた記憶を呼び戻しに蛍鑑賞に出掛けた。
ここは北名古屋市の西部に位置する「もえの丘」
都会で慌しく生活する中でこの数日間は、今までさほど意識してこなかった
夜の自然現象をまざまざと見せつけてくれる初夏の風物詩である。